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2006年3月16日 (木)

嬉しい例え

フランスの日本大使館に国営フランステレビから謝罪文が届いたそうです。理由は、トリノ五輪で荒川選手の演技実況中に不適切なコメントがあったからだとか。

毎日新聞 仏テレビ:荒川の演技に不適切コメントで謝罪文

不適切な発言をしたのは、リレハンメルや長野で活躍した男子フィギュアスケートのメダリストの人。私は知らないのですが、フィリップ・キャンデロロという選手。荒川選手の演技を実況で「ご飯一杯分の値打ちがある」と言ったのだとか。これに、フランス人弁護士という人から「日本人に対して失礼であり、謝罪すべきだ」との抗議が寄せられ、国営フランステレビは日本大使館にかなり丁寧な謝罪文を送ったということです。

しかし、日本大使館側は国営フランステレビに対して抗議などはしておらず、この謝罪文を受け取って初めて経緯を把握。しかも、発言を聞いても「侮辱なのかどうか、受け取り方次第だが、取り立ててひどい発言というよりも、軽口が過ぎるという程度に考えていた。」というぐらいにしか答えていません。

確かに何を言いたいのか意味不明だし、侮辱なのか褒めているのかさっぱり分かりません。大使館の方が言うとおり、受け取り方次第。例えば「この演技でならご飯3杯は食える」なんて言っていれば多分褒めているのだろうと分かります。もっとも、何処でそんな表現覚えたのだと突っ込みたくはなりますけど。

一応、ご飯という日本人の日常食にひっかけて、「普段通り、当たり前で他愛もない演技」と揶揄していると捕らえることも出来るようですが、仮に日本人がフランス人の演技を見て「フランスパン1本分の値打ちがある」と言ったらフランス人は怒るのだろうか?フランス人がいわゆる日本で言うところのフランスパンを毎日食べるか知りませんが、恐らく「だから?」と軽くあしらわれて終わりになる気がします。とりあえず「極上のキャビア(またはフォアグラとかトリュフとか)と同じ価値がある」のように言っておけば褒め称えている感じがして喜んではもらえそうです。

そう考えていくと、もしその発言をした選手が、例えば炊きたてご飯の何物にも代えがたい美味しさをよく知っていたとして、ご飯はご飯でも炊きたてご飯一杯分の価値の意味で言っていたとするなら、実はその発言が最大の賛辞になっていたのかもしれません。炊きたてご飯一杯分なら十分価値有りです。しかも、最高級魚沼産コシヒカリとかで。

そうなるとあの表現も「釜で直火炊きした炊き立ての最高級魚沼産コシヒカリのご飯一杯分の値打ちがある」と言い直すとかなり褒め称え感が出てくる気がします。ついでに、そのご飯でイクラ丼とかウニ丼にした値打ちがあると言うと更に褒め称え感が増して、言われたらちょっと嬉しいかもしれません。まあ、人間好き嫌いがありますから、すべては受け取り方次第ですけど。
私は米の飯が大好きなん、で言われたら嬉しい・・・かな?どうかな?とりあえず、米の飯は美味い。しかし、金芽米は食ったことがない。あれは美味いのか?荒川選手が金メダルとって大人気のようだが・・・

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