見かけなくなった黄色いあいつ
戦隊ヒーローものというのは今も昔も子供達の心をワクワクさせたものです。私の子供頃は、1975年から放映された秘密戦隊ゴレンジャーをはじめ、1981年からの放送の太陽戦隊サンバルカンなど、戦隊ヒーローもの全盛期。子供たちはヒーローの真似をして色々やったものです。
そんな昭和40年代前後の私ぐらいの世代方だと黄色の戦隊ヒーローの役どころに関して思う所があると思います。
黄レンジャーは大体カレーが好きだし、ちょっとおっちょこちょいなんだけど、力持ちで戦いの時に結構役に立つ。
そんな役どころじゃありませんでしたか?
ところが、最新の戦隊ヒーロー物。2016年放送の動物戦隊ジュウオウジャーの黄色キャラはこんな感じはこんな感じなようです。
ライオンのジューマンである男性。一人称は「俺」。スーツカラーはイエロー。野性解放モードでは両拳が大きくなり、その強靭な爪で敵を切り裂く。名乗りフレーズは「サバンナの王者」肉食系で体育会系の熱血漢であり、テンションが高いお調子者で群れの中ではムードメーカーである。
いつのまにか黄レンジャーはかなり主張をする出来るキャラクターになっていたようです。
いや、それが悪いとは言いません。ヒーローは途中がどうであれ全部輝かしく活躍してほしい。そういうものです。でもなんとなく、カレーが好きで近所にいるお兄さん的な力持ちの黄レンジャーがいるのは、ヒーローを身近に感じさせてくれる魔力というのか。完璧の中にある身近さというのか。なんか良かったんですよね。
そういえば、最近のヒーロー物は子供たちよりも、それを一緒に見る母親に訴求するような内容にする傾向があるぼだとか。個人的には、1991年から鳥人戦隊ジェットマンはその最先端をいっていました.。「戦うトレンディドラマ」といわれたこの戦隊モノは、悪の組織を倒すだけでなく、男女の恋愛事情が色々絡み、最終回には主人公が告白行く最中に暴漢に刺されるといったトレンディドラマ感満載で凄い作品でした。特出すべきはその第五話のサブタイトル「俺に惚れろ」。もう何がなんだか。子供たちに幸あれ。
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